渋谷の街で大きな矢印のオブジェを見かけたことがありますか?
本日は「Shibuya Arrow Project 〜Guide to safety zone〜」をご紹介致します。
渋谷区では、外国人を含めた多くの来街者(在勤・在学者を含む区民以外の渋谷区を訪れる方々)の方への帰宅困難者対策が、喫緊の課題となっています。区内の小学校や公園等は「一時(いっとき)集合場所」であり、一時的に様子を見る場所となっていますが、区民と来街者が利用するには十分なスペースではありません。特に渋谷駅周辺では発災時に来街者の方が一時的に退避する安全な場所として、避難場所などを「一時(いちじ)退避場所」と渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画にて定めました。一時退避場所とは災害時に、いったん被災時に居た場所を離れ、その場所の安全が確保されるまでの間、一時的に退避する安全な場所のことです。これは「一時退避場所」という新しい考え方で、特に来街者の方には、帰宅困難者支援(受入)施設が開設されるまでの間、安全に留まれる「一時退避場所」を知っていただく必要があります。
そこで、一時退避場所を指す「矢印・サイン」が必要と考えました。しかし、渋谷区の場合、画一的なサインを設置しても街の中に埋もれてしまいます。それらの課題を一気に解決できないだろうか?よりシブヤらしくクリエイティブに解決するには?と考え、導き出した答えが、「矢印・サインをアート化し、来街者の方々の意識に残るようにすることでした。
アーティスト達による「渋谷区が世界にも類を見ない画期的な試みをスタートした、渋谷アロープロジェクト」、清掃事務所壁面 TUBE ARROW ヒロ杉山(エンライトメント)、渋谷キャスト前 ARROW TREE 東恩納裕一 (敬称略)の作品をご紹介致します。
代々木公園もしくは青山学院へ向けたアロー(矢印)が言葉の壁を超え、多くの人が一目見て理解できる記号として、矢印を盛り込んだアートにしています。
主催: シブヤ・アロープロジェクト実行委員会
委員長:渋谷区商店会連合会 会長
委員: 渋谷駅前エリアマネジメント協議会・渋谷区観光協会・渋谷区医師会・渋谷区歯科医師会
渋谷区薬剤師会・東京青年会議所・渋谷区委員会・東京商工会議所渋谷支部・
東京渋谷ロータリークラブ・東京渋谷ライオンズクラブ
共催: 渋谷区防災課災害対策推進係
「ARROW TREE」by 東恩納裕一 @ 渋谷キャスト前
「TUBE ARROW」by ヒロ杉山(エンライトメント)@ 清掃事務所壁面