日中は残暑が厳しい日もございますが、夜は熱帯夜ではなく、幾分か涼しく過ごしやすい日が続くようになった今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回ご紹介させて頂くのは岩手県立美術館にて9月10日(日)まで開催されていました「フィンランドのライフスタイル暮らしを豊かにするデザイン」の企画展でございます。
…岩手とフィンランドには何か関係が?
実はあるんです!それは少しだけ後述させて頂きます。
まずこの企画展の内容でございますが、フィンランドのデザイナーやそれに影響を受けた日本のデザイナーの家具や陶器、ガラス製品など約750点が展示され、フィンランド・デザインの魅力に浸れるといったものでした。内部はこの企画展のみ撮影可能で、私がお伺いした時は、平日にも関わらず多くのお客様が足を運んでおりました。私事ではございますが、フィンランドや家具等の知識は全く無く、その内容を理解できるかどうか不安でございました。
「デザイン」の語源は「デッサン」と同様、「計画を記号に表す」という意味のラテン語の「designare(デジナーレ)」だそうです。つまり「デザイン」とは「ある問題を解決する為に思考や概念の組み立てを行い、それを様々な触媒に応じて表現すること」だそうです。
よって、展示されている家具等も「何故その形・色なのか」という見ている側の問いに対して「座れば・見れば分かる」と語りかけてくるような物が多く、予備知識があればなお楽しめたかと存じますが、知識が無くとも、その家具等がとても優秀であることを感じ取ることができました。
最後に、あまり多くを語れませんが、岩手とフィンランドの関係についてご紹介させて頂きます。
日本北部にある岩手とヨーロッパ北部にあるフィンランド。冬季は厳しい寒さと積雪量の多さがあり、風土が似ています。そんな共通点から、岩手の古くから伝わるものづくりの技術とフィンランドのデザインが共存した製品があるようです。
インターネットで「岩手 フィンランド」と検索すると、その秘密が解き明かされるかもしれません。