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シトラさんの山形県の旅行記

山形県・銀山温泉へ大正浪漫の1泊旅行

  • 2人
  • 温泉
  • 自然
  • グルメ

数ある温泉地の中で、私が《死ぬまでに絶対に行きたい温泉地》と決めていた山形県の【銀山温泉】。 ガイドブックの写真を眺めては『行きたい!行きたい!』とつぶやいていました。 念願かなって一泊二日の旅行ができました! それも、東北・山形県ならではの雪景色の銀山温泉に。

神社ツウ シトラさん 女性 / 60代

1日目2016年3月6日(日)

東京駅から山形新幹線つばさに乗り換えて【大石田駅】まで。 新幹線のスピードとは違いゆっくりだし、踏み切りがあったのにはびっくり!

山形県【大石田駅】に到着。

こんなこと言ったらなんだけど、新幹線の駅という感じではなく、改札機もなく普通のローカル線の駅のようでした。

大石田駅から《はながさバス》で銀山温泉まで約40分=大人710円です。

銀山温泉

尾花沢市

「銀山温泉」を   >

やった〜! ついに来ました【銀山温泉】に。

まずはお昼ご飯を食べることにします。 そば・酒処【伊豆の華】に入りました。

お店の中は古民家風で昔懐かしい感じです。

温泉街を眺めながら食事が出来ます。

ここの人気ナンバー1の《揚げ茄子おろしそば =1,200円》をいただきました。 尾花沢産のそば粉9割につなぎ1割の《外一(といち)そば》はコシがあり美味しかったです! 左側のご飯は《おしんめし》で、大根と青菜が入っています。 懐かしい!…テレビドラマ「おしん」の大根めし。 セットで付けると450円です。

デザートに《そばソフト=セットだと350円》も頼みました。 ほんのり蕎麦の香ばしさがありました。

伊豆の華の向い側には【古山閣】があります。 入口の左横には【山の神神社分社】があります。 建物全体に趣がありますねぇ。

古山閣には鏝絵(こてえ)が描かれております。

銀山温泉 足湯「和楽足湯」

尾花沢市

「銀山温泉 足湯「和楽足湯」」を   >

そして【和楽足湯(わらしゆ)】も近くにあり、伊豆の華の2階から見えます。

和楽足湯は無料で誰でも入れます。

さすが温泉! 足だけ浸かるだけでも、しばらくすると全身がポカポカしてきます。 『はあ〜温まる』

和楽足湯の近くに【野川とうふや】があります。 《元祖 とうふや》という看板がなかったら普通の個人のお宅です。 入口が違うと《理容所》=床屋もやっているようです。

テイクアウト専門のようです。 《立ち食い豆腐=170円》 《立ち食い湯豆腐=200円》 《立ち食い生揚げ=200円》があり、容器に入った豆腐は、足湯や野川とうふやの前の小屋で食べます。

生揚げは、外はカリッとして中は柔らかでみずみずしい豆腐なんですが、大豆の味がしっかり口の中に広がり、なかなかクセになるシロモノ!

さて、お腹もいっぱいになったし、温泉街をそぞろ歩きますか。

銀山温泉 旅館 永澤平八

「銀山温泉 旅館 永澤平八」を   >

銀山温泉は、銀山川を挟んで木造の古い旅館が建ち並ぶ風情ある温泉地。 昔からの湯治場の雰囲気を今もなお残しています。 ここ【旅館 永澤平八】も大正時代の建物です。

隣は【能登屋】です。 ここもノスタルジックで素敵な建物の旅館です。

銀山川の上流に向かって歩くとカリーパンで有名な【はいからさん通り】があります。 ここの女将さんはとても優しい方で、すっかり親しくなり、いろいろお話させていただきました。

《カリーパン》さっそく1個いただいてみました。 揚げたてサクサクでパン生地はもちもち。 中のカレーも辛過ぎずまろやかで、あっという間にペロリ。

カリーパンの中に入っているカレールーがレトルトで売っていたので、おみやげに買ってみました。

他にも、黒ごまと白ごまの2種類の味がある《手作りかりんとう》とか…

鮮やかな黄緑色のずんだあんが入ったモチモチな《古代米 ずんだ大福》も。

そして、山形の昔からある名物《くぢら餅》も買いました。 漢字で書くと《久持良餅》で、昔の携帯食だそうです。…ゆべしみたいなモノです。

銀山温泉の宿 旅館 酒田屋

さて、それでは今日の宿へチェックインします。

和楽足湯の目の前の旅館【酒田屋】です。

川側のお部屋に泊まることができました。 4階の部屋から眼下の川の流れの音が聞こえて癒えます。

早々にお風呂をいただきました。 もちろん源泉かけ流しです。 源泉の温度が63.8度と熱いので、『しっかり湯もみをしてから入ってください』とのことでした。

お風呂を出てから夕食までの時間に再び温泉街を散策。 白銀橋(しろがねばし)のすぐ横にもおみやげ屋さんがあります。

【菓子処 明友庵】へ入ってみます。

ここでは《揚げまんじゅう=100円》を食べました。 揚げたてサクサクで中のあんこは少し粒が残った甘さ控えめのこしあん。

試食したら美味しかったので、他にも銀山温泉の《温泉まんじゅう=100円》と胡麻風味の竹炭入り《ごままんじゅう=100円》も買いました。 まんじゅうの生地に米粉を練りこんでモチっとした食感を出しているそうです。

銀山温泉には共同浴場が3つあります(足湯も加えると4つ)。 ここは温泉街のほぼ真ん中にある【かじか湯】です。

午前8時〜午後7時まで利用できます。 入泉料は300円で、無人なので入り口の料金箱にお金を入れます。 この日利用者は私以外におらず、お湯が超熱くて入れません! 残念ながら5分もせず出てきてしまいました。

かじか湯の他には銀山川の上流の方のはいからさん通りの近くに貸切浴場の【おもかげ湯】(=50分2,000円)と…

反対に銀山川の下流の方の白銀橋や観光案内所を通り越した奥に、共同浴場【しろがね湯】があります。 午前8時〜午後5時まで利用できます。 入泉料は大人500円。

それぞれの旅館でも日帰り入浴が可能なところもあります。 が、その日の状況によってだそうですので、各旅館に時間や料金を確認してからが無難です。 こんこんと湧き出る温泉! 白い湯気がほんわかと気持ちを和らげます。

さて、そろそろ日も暮れてきました。 ガス灯は午後4時半から点灯されるそうです。 それぞれの旅館からも灯りがもれて、イイ雰囲気になってきました。

銀山温泉の宿 旅館 酒田屋

午後6時からお夕食です。 お部屋での食事でした。 食前酒にマタタビ酒。 米沢牛のすき焼きに鮎の塩焼き・鯉のお造り・天ぷら・尾花沢の蕎麦と盛りだくさん。 私は魚が苦手なので前もってお伝えしたら、お肉にメニューを変更してくださいました。 嬉しい心遣いに感謝です!

食事も終わり再び温泉街に出てみました。 普通は浴衣に羽織姿で下駄をカランコロンといわせて歩く光景が目に浮かびますが、いやいや!山形をなめたらいかんぜよ。 そんな薄着では風邪ひきます! ベンチコートを貸してくださるのでそれを羽織って、足元は雪国仕様のデカい長靴を履いて出かけます。 雪深い山間の温泉街は深い闇の中に包まれて静かに夜が更けます。

『はあ〜寒かった!』 酒田屋さんの玄関にはお雛様が飾ってありました。 山形の人は、暖かい春が来るのを耐え忍ぶように待ちます。 なので辛抱強い人が多いそうです。…うん、わかる気がする。 では、おやすみなさい(-_-)zzz

2日目2016年3月7日(月)

銀山温泉の宿 旅館 酒田屋

おはようございます…ただいま午前5時半過ぎです。 ベンチコートを着て長靴を履いて、朝の散歩に出かけてきました。 まだ寝静まった温泉街ですが、はいからさん通りのお店だけは灯りがついてやっていました。 女将さんがカリーパンの仕込み(発酵)をしていました。 ここの女将さんは本当に気のイイ方です! 『今年は暖冬で、雪も例年の半分以下ですよ』とか『震災後しばらくはお客さんが来なくて、その代わり福島の避難された方々を受け入れたんです』なんてお話も聞けました。

はいからさん通りの女将さんと小一時間しゃべって宿に戻り、朝風呂に入ってから朝食をいただきました。 湯豆腐はお隣の野川とうふやのお豆腐だそうです。 ここの米飯は《つや姫》なのか、本当に光ってます! すっごく美味しいお米でした。

銀山遊歩道

尾花沢市

「銀山遊歩道」を   >

【白銀の滝(しろがねのたき)】を見に行こうとはいからさん通りの先の遊歩道に向かったのですが、雪で道が埋もれて行けません。

はいからさん通りの女将さんに教えてもらったルートを通って【白銀の滝】を見ることが出来ました。

洗心峡

尾花沢市

「洗心峡」を   >

水量も多く結構迫力のある滝でした。 写真の奥にかかっている赤い橋が【せことい橋】で、その先が【洗心峡】です。 この辺り一帯が【白銀公園】で、本当なら【銀坑洞】や【河鹿橋】などもあるのですが、なにせこの時期ですから、すべて雪に埋もれてます。

滝と蕎麦の宿 瀧見館

「滝と蕎麦の宿 瀧見館」を   >

【瀧見館】は蕎麦が美味しいとのことです。 白銀の滝を眼下に見られます。

さて、それでは名残惜しいですが帰ることにしましょう。 レトロなボンネットバスで【大石田駅】まで。

帰りに《山形 さくらんぼサイダー》《山形 パインサイダー》《尾花沢 スイカサイダー》と…

山形ジェラートの《つや姫》と《ラフランス》を買いました。 帰りの新幹線の中で食べましたが、つや姫のジェラートはお米(ご飯)の粒が入ってました。

主人には《山形ビール》をおみやげに買いました。

大石田駅で〈きてけろ君〉がお見送りしてくれました。

夢にまで見た【銀山温泉】、本当にイイところです! 厳しい雪国の生活は大変でしょうが、そこに住む人々は皆、温かく心優しいです。 また必ず訪れます! ありがとうございました。

山形県・銀山温泉へ大正浪漫の1泊旅行

1日目の旅ルート

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