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2023.07.09

【栃木】日光の滝10選!華厳の滝や竜頭ノ滝などおすすめスポットを紹介

暑くなってくるこれからの季節、涼しくておでかけにおすすめなのが滝の観賞です。四季を通して多くの人が訪れる観光地・栃木県日光には、「日光三名瀑」などに数えられる滝を中心に、多くの滝が存在しています。自然豊かな日光の地を訪れたらぜひ見に行ってほしい滝を紹介します。

※この記事は2023年6月29日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

華厳の滝

97mの崖を流れ落ちる雄大な滝の姿に感動

華厳の滝
天気の良い日は虹がかかることもある

「日本三名瀑」のほか、「日光三名瀑」の一つとしても数えられる「華厳の滝」。中禅寺湖から流れ出る水が、高さ97mの崖を一気に落下する壮大な滝で、自然が作り出す雄大さと美しさの両方が感じられます。

エレベーターで100m降りたところにある観瀑台からは、滝口を見上げるように観賞できます。間近で見る滝つぼは迫力満点。轟音とともに水しぶきが弾ける豪快な光景が広がります。5月中旬には見事な新緑に彩られ、10月中旬から11月上旬には木々の葉が赤やオレンジに色づきます。また、真冬には“十二滝”と呼ばれる小滝が凍りつき、圧縮された氷に光が当たると青色に輝く様子も見どころです。

■華厳の滝
[TEL]0288-55-0030(華厳滝エレベーター)
[住所]栃木県日光市中宮詞2479-2
[営業時間]8時~17時※天候等により営業時間の変更あり
[定休日]なし
[料金]【華厳滝エレベーター往復料金】中学生以上570円、小学生340円、未就学児無料
[アクセス]【電車】JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行きにて約50分、中禅寺温泉下車徒歩約5分【車】日光宇都宮道路清滝ICより25分
[駐車場]華厳第二駐車場 81台(320円)
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竜頭ノ滝

二股に分かれて龍のヒゲのように流れる美しい滝

竜頭ノ滝
春には竜頭ノ滝の周りにトウゴクミツバツツジが咲く

「竜頭ノ滝」は、滝つぼの近くにある大きな岩によって滝が二分される様子から、岩が龍の頭、左右を流れる滝が竜のひげを表しているように見えるためその名がついたと言われています。高さ210mに渡って勢いよく流れ落ちる姿は圧巻です。

竜頭ノ滝
日光の中では他より紅葉が早く見られる

5月から6月にかけて滝の左右では赤紫色のトウゴクミツバツツジの花が咲き、滝の流れる様子を彩ります。9月下旬頃から始まる紅葉は、日光市内では早い時期に木々が色づくため、モミジやシナノキなどの紅葉と滝を見にたくさんの人が訪れます。観瀑台から眺める紅葉に彩られた滝つぼの景色は、ずっと見ていたいほどの美しさです。ただし、滝周辺は足元が悪いため歩きやすい靴が必要。滝つぼに向かう際はヤマビルが出ることがあるので、長袖長ズボンの着用がおすすめです。

■竜頭ノ滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市中宮祠
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より東武バス湯元温泉行きにて約1時間5分、竜頭ノ滝下車徒歩2分【車】日光宇都宮道路清滝ICより30分
[駐車場]竜頭滝中駐車場 19台(無料)、竜頭滝下駐車場 18台(無料)
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湯滝

滝つぼの目の前の観瀑台。轟音と迫力に息をのむ

湯滝
滝つぼの前にある観瀑台で迫力ある滝を見られる

湯滝は湯ノ湖の南端にある高さ70m・長さ110mの滝。湯川をせき止め、湯ノ湖を作り出した三岳溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちて行きます。滝つぼの目の前に観瀑台があり、迫力ある姿と音を体験しに多くの人が訪れます。秋の青空と滝、カエデ、ナナカマドなど真っ赤に色づく木々のハーモニーが楽しめます。

湯滝
10月上旬から紅葉が見られる

滝を訪れる時は、転倒などによるケガや虫に刺される恐れもあるので、長袖長ズボンとスニーカー着用がおすすめです。また冬は、観瀑台への階段が凍結する日もあり、降りる時には注意が必要。雪深いため、車で訪れる際は、4WDでないとスタッドレスタイヤを履いていてもスリップする可能性があるので注意してください。

■湯滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市湯元
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より東武バス湯元温泉行きにて約1時間15分、湯滝入口下車徒歩5分【車】日光宇都宮道路清滝ICより35分
[駐車場]日光湯滝有料駐車場 58台(500円)※例年12月上旬から4月上旬は無料。積雪時駐車不可。※トイレ冬期閉鎖(12月上旬~4月)
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霧降ノ滝

浮世絵のモデルにもなった山と滝の共演

霧降ノ滝
秋になると滝の周辺は紅葉に囲まれ色鮮やかな世界に

霧降川にかかる全長75mの滝は上下に2段になっており、下段の滝の水が岩に当たり霧のように見えることから、「霧降ノ滝」という名前がつけられたのだとか。「日光三名瀑」の一つで、新緑の時期である5月上旬、紅葉の時期である10月中旬から下旬は、山の景色と滝の迫力が素晴らしく、多くの人が訪れます。また、江戸時代を代表する浮世絵師葛西北斎が『下野黒髪山きりふりの滝』で、その渓流の美しい変化を描いたことでも有名です。

車で訪れる時は、売店や飲食店の道沿いに未舗装の駐車場があります。駐車場から観瀑台までは徒歩約10分。滝まで歩くのに欠かせないのが、歩きやすい靴です。岩肌や落ち葉など滑りやすい箇所が多く、雨の後の石畳は特に滑りやすくなっているので注意して歩きましょう。

■霧降ノ滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市所野
[アクセス]【電車】JR・東武日光駅より東武バス霧降高原行きにて13分、霧降の滝下車後観瀑台まで徒歩約10分【車】日光宇都宮道路清滝ICより15分
[駐車場]霧降の滝駐車場(無料)
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裏見ノ滝

松尾芭蕉も句に詠んだ日光三名瀑の一つ

裏見ノ滝
滝の裏には不動明王が祀られている(画像提供:フォトAC)

「華厳の滝」、「霧降ノ滝」とともに「日光三名瀑」として知られている高さ約20mの「裏見ノ滝」。1689年に「奥の細道」の旅の行程で日光を訪れた松尾芭蕉が、この滝を見て「暫時(しばらく)は滝に籠るや夏の初(げのはじめ)」の句を詠んだことでも有名です。

谷から湧き出る小さな滝も複数あり、滝のミストを感じられます。かつては、滝の裏側から見ることができたため「裏見ノ滝」と呼ばれ、滝の裏には不動明王が祀られていますが、現在は前方からのみ観賞可能です。

※滝までの遊歩道は落石発生のため通行止めです。通行止めが解除されているかどうかは、HPで事前に確認しましょう。

■裏見ノ滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市丹勢
[アクセス]【電車】JR・東武日光駅より東武バス日光湯元温泉行きまたは中禅寺温泉行きにて約15分、裏見の滝入口下車徒歩45分【車】日光宇都宮道路清滝ICより6分
[駐車場]裏見ノ滝駐車場 15台(無料)※トイレ冬期閉鎖(12月上旬~4月中旬)
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マックラ滝

昼間でも暗い!?全国的に珍しい北向きの滝

マックラ滝
苔むす岩に滝の水が落ち、川を流れていく様子が見られる

「霧降隠れ三滝」の一つで、滝から落ちた水は霧降川の支流に流れていく「マックラ滝」。全国でも珍しい北向きに流れ落ちる滝で、かつては昼でも暗い場所だったことから「マックラ滝」と呼ばれているのだとか。10月下旬から11月上旬の紅葉の時期は、紅葉の美しさと滝の影のコントラストが美しく、四季の中でも特に見ごたえのある景色です。

バス停からは徒歩で約1時間、駐車場からは40分ほどかかるので、登山靴や軍手、トレッキングポールなど、登山用の服装で。夏は虫よけスプレーや虫刺され薬、冬は防寒対策が必要です。特に6月から10月までの雨天時や翌日は、ヤマビルも出るので、靴や服にヒルよけスプレーをかけるなど準備をして出かけましょう。

■マックラ滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市所野
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より東武バス霧降高原行きにて15分、隠れ三滝入口下車徒歩1時間【車】日光宇都宮道路清滝ICより20分
[駐車場]公式駐車場なし
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玉簾の滝

三つの滝がある秘境で大自然を心ゆくまで堪能

玉簾の滝
滝の様子が玉簾(たますだれ)に似ている

「霧降隠れ三滝」の一つで、日光連山の東端を流れる霧降川沿いにあります。落差6m、幅20mの滝は、滑り落ちる水の様子が「玉すだれ」のように見えることからその名前がつけられました。10月下旬から11月上旬には紅葉が見頃になるので、滝と紅葉を同時に楽しむことができます。

玉簾の滝
山の木々が色づく秋の滝

「霧降隠れ三滝」である、「マックラ滝」「玉簾滝」「丁字滝」をすべて周るには、バス停や駐車場をスタート地点にした約3時間のショートハイキングがおすすめです。登山用の服装で歩きやすい靴を履くことを忘れずに、ヤマビル対策として帽子やネックカバーを着用し、ハイキングを楽しみましょう。山の木々の香りや滝から漂う霧など、森林浴をしながら三つの滝を訪れることで、心身ともにリフレッシュできそうですね。

■玉簾の滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市所野
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より東武バス霧降高原行きにて15分、隠れ三滝入口下車徒歩40分【車】日光宇都宮道路清滝ICより15分
[駐車場]公式駐車場なし
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丁字の滝

間近に見える滝からのしぶきを体に感じて

丁字の滝
三段の岩場を滝が落ちていく様子

「霧降隠れ三滝」の一つで、高さ約10mの滝です。三段の岩場を、向きを変えながら流れる様子はとても風流で、水量が多いため段になっている岩場からしぶきを上げて勢いよく水が落ちていく様子は迫力もあります。5月は新緑もまぶしく、滝の姿が一段と美しい季節です。滝のすぐ近くまで行くことができるので、滝を目の前で見られます。

バス停から「丁字の滝」までは20分、駐車場からは40分ほど歩きます。滝の近くは歩きづらい箇所もあるため、登山用の靴など歩きやすい靴が必須。6月の梅雨の時期から10月頃まではヤマビルも出るので、長袖長ズボンを着用し、ヒルよけスプレー、帽子、ネックカバーなど山歩きの対策をして訪れてください。

■丁字の滝
[TEL]0288-22-1525(日光市観光協会)
[住所]栃木県日光市所野
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より東武バス霧降高原行きにて15分、隠れ三滝入口下車徒歩20分【車】日光宇都宮道路清滝ICより15分
[駐車場]公式駐車場なし
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白糸の滝

神聖な地にある、弘法大師ゆかりの修行場

白糸の滝
山の静けさの中に滝の水音が響く

「白糸の滝」は天狗沢にかかる滝で、高さは10mほどです。天狗沢は日光東照宮の北に流れる稲荷川の支流にあたります。また、弘法大師が修行した滝としても有名です。おすすめの時期は5月の新緑や、6月から9月にかけて深緑となる時期。また、10月下旬から11月上旬には木々が紅葉し、美しい景色が広がります。滝が滑らかに川へと流れ落ちる様子は、まさに白糸そのもの。滝の手前には瀧尾高徳水神社、奥には日光二荒山神社別宮瀧尾神社があるので、ぜひ足をのばしてみてください。

滝は山奥に位置していて、苔むした石畳の散策路を通ります。そのため、訪れる際は履きなれた靴で長袖長ズボン・帽子等を着用し、登山に準じた服装が必要です。近年ここでもヤマビルの目撃や被害の報告があるので注意しましょう。

■白糸の滝
[TEL]0288-54-0535
[住所]日光市山内(日光二荒山神社別宮瀧尾神社前)
[アクセス]【電車】JR日光駅・東武日光駅より世界遺産巡りバスにて約15分、大猷院・二荒山神社前下車徒歩30分【車】日光道日光ICより10分
[駐車場]瀧尾神社隣瀧尾高徳水神社前 約10台(無料)
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虹見の滝

光が差すと虹の橋がかかる美しい滝

虹見の滝
虹見橋から流れ落ちる滝を観賞できる

鬼怒川・川治温泉の名所「龍王峡(りゅうおうきょう)」にある虹見橋のすぐそばの滝で、太陽の光が差すと、虹見橋や対岸から滝まで虹がかかることで有名です。新緑が鮮やかな4月中旬から紅葉で色とりどりに染まる11月中旬まで、美しい滝の姿を見ることができます。滝を囲むように整備された遊歩道があるので軽装で観賞できますが、虫よけのため素肌を見せない服装で、サンダル・ハイヒールや素足は避けましょう。

また、「龍王峡」は夏でも日影が多く、ハイキングに最適です。虹見の滝から鬼怒川沿いに北上して行くと、鬼怒川の渓流が作り出した雄大な自然を感じられるスポットもたくさん。ハイキングの際は、登山の服装でヤマビル対策をして訪れてください。

■虹見の滝
[TEL]0288-76-4111(日光市藤原観光課)
[住所]栃木県日光市藤原
[アクセス]【電車】野岩鉄道龍王峡駅より徒歩10分【車】日光道今市ICより40分
[駐車場]市営龍王峡駐車場 約80台(無料)
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まとめ

「日本三名瀑」の一つ「華厳の滝」をはじめ、「日光三名瀑」や、絶景の滝を紹介しました。自然豊かな日光エリアの美しい滝を見に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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