2018.08.03

息を潜めてきた、感動必至の隠れ絶景5選！SNSで人気沸騰

友達との楽しそうなランチ風景や旅行の様子、真似したくなるような鮮やかな料理写真が毎日のように投稿されるSNS。最近では情報を発信するSNSを使って、旅の行き先を見つける20代～30代が増えてきているのだそうです。
今回はそんなSNS投稿によって、一躍人気のスポットとなった話題の絶景を紹介します。次の旅行は、これまで息を潜めてきた隠れ絶景にお出かけしてみませんか？

記事配信：じゃらんニュース

そこはまるでラピュタの世界…神秘の無人島【猿島／神奈川県】

神奈川県横須賀市にある東京湾に浮かぶ無人島「猿島」は、江戸時代から第二次世界大戦終結まで砲台が置かれ、東京湾を守ってきました。
ビーチでは海水浴や手ぶらBBQを楽しむ人で賑わっていますが、猿島の奥へと進むと雰囲気は一転。砲台跡や兵舎、フランス積みの古いレンガには何年もの時間をかけて育ってきた苔が覆われており、まるでジブリで人気の天空の城ラピュタを思わせる、神秘的な景色がひっそりと広がっています。

要塞の島だった猿島は人の出入りが禁止されていたため、自然や建物は当時のまま。歴史遺産散策のガイドツアー（有料）も開催されているので、猿島の不思議な歴史をガイドさんと共に歩いて学んでみるのもおすすめです。

森の奥にひっそりと佇むコバルトブルーの池【神の子池／北海道】

深い緑に周囲を守られるようにひっそりと湧く「神の子池」は、透明度が高く光の加減でコバルトブルーにも見える、まさに神秘の池。訪れた観光客からも「ほんとうに神様がいるみたい」、「目に焼き付いて離れない」と絶賛されている注目のスポットです。北海道摩周湖からの地下水が湧き出る山の中にあり、周囲220ｍ・水深5ｍと小さな池ですが1日に1万2000トンもの水が湧き出ているんです。渓流の宝石ともいわれるオショロコマが泳ぐ姿も見ることができますよ。

日本の九塞溝とも呼ばれるほどに澄んだ水は、年間を通して8度と低め。摩周湖は霧で隠れてしまうことが多いですが、神の子池は雨が降っても美しいコバルトブルーを見ることができます。池の周りは歩いて30分程、毎年2月には「神の子池スノシューツアー」を開催しているので、ぜひ一度足を運んでみて。
また、神の子池までの道中は狭く険しい為、中・大型車は制限されています。除雪も行っていないため、訪れる際には現地の情報収集を行い、現地のマナーを守って散策をしてくださいね。

夏だけ姿を現す神秘的な遺跡【曽木発電所遺構／鹿児島県】

鹿児島県伊佐市の鶴田ダム建設を機に湖の底へ沈んだ「曽木発電所遺構（そぎはつでんしょいこう）」。ダム湖の水位が下がる5月～9月上旬の期間に唯一その姿を現し、その容姿がまるで中世ヨーロッパの古城に似ていることから「神秘的だ」と注目を集めています。9月中旬になるとダムの水位が徐々に上がるため、建物が湖にのみ込まれていく…なんとも不思議な光景を目にすることができます。

もとは明治39年に、曽木の滝の水力を利用した水力発電所として建てられたものでした。当時としては大規模な電力を作り出しており、日本化学工場発祥の地ともいわれています。見学ができるのは遺構対岸に整備された展望台からのみで、残念ながら近づいて撮影することはできません。ドローン撮影を行う場合には鶴田ダム管理所へ事前申請を行うようにしましょう。

雲海から透ける幻想的な夜景に釘付け【美の山公園／埼玉県】

春はサクラ、初夏は山ツツジ、梅雨時期はアジサイなど、季節毎に美しい花が咲き誇る「美の山公園（みのやまこうえん）」は、埼玉県秩父市の独立峰、蓑山山頂にあります。全部で3カ所ある展望台からは奥秩父の山々や市街地がぐるりと見渡せ、ハイキングのスポットとしても人気です。中でも美の山公園を訪れる人を魅了しているのが雲海夜景。山頂から見下ろす街灯りやセメント工場の光が雲海から透けて、カラフルで幻想的な雲海夜景をつくりだします。

雲海と聞くと出会うまでのハードルが高そうに思えますが、ここ秩父地域は盆地のために放射冷却が強く霧がたまりやすい特徴があります。その盆地を見下ろす位置に公園があるので、高確率で雲海を見ることができるのです。
特におすすめなのが11月。雨が降った翌日の早朝に出かけるようにしましょう。外灯がないのでライトと防寒対策をお忘れなく。また、秩父市街の雲海の状況を、秩父雲海カメラで5分に1度撮影した画像が「秩父観光なびHP」にアップされているので、事前に確認してみることをおすすめします。

日本のウユニ塩湖！大地の鏡がつくる感動絶景【父母ヶ浜／香川県】

南米ボリビアのウユニ塩湖のような絶景が見られるということで、日本だけでなく海外の観光客からも人気を集めているのが、香川県三豊市にある「父母ヶ浜（ちちぶがはま）」。約1㎞のロングビーチは、普段は多くの人で賑わう海水浴場。それが干潮になると潮だまりができ、大地の鏡となって上下対称の絶景を生み出します。

潮だまりは波の影響は受けないものの風があると水面が揺れてうまく映らないので、風のない日を選ぶのがポイント。空が薄ピンクからオレンジに移り変わる絶景も楽しめる日没直前～日没直後がおすすめです。撮影のポイントや絶景の見頃カレンダーがHPで紹介されているので事前に確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか？限られた期間や条件が揃わないと見ることができない、そんな絶景に出会えた時には大きな感動が待っているはずです。お出かけする場合には、現地の情報を事前に確認し、現地のルールに従うように心がけましょう。

※この記事は2018年7月時点での情報です