皆様こんにちは!
フロントK改め、フロントDです!
金沢ではお寺がまとまって集まった地区が数箇所あります。
江戸時代に一向一揆の対策のために寺院が集められたと言われております。
今回は、金沢城の南東にある小立野寺院群を紹介したいと思います。
兼六園から南東へ向かってまっすぐ伸びる登り坂の道があります。
(石引通り・小野立通り)
この道は金沢城の石垣を築く際に戸室山から石を運ぶために石を曳いて運んだとされる道で「いし曳きの道」と言われ、現在も石引という町名が残っています。
その「いし曳きの道」の両側の兼六園下から天徳院にかけての小立野台地周辺には多くの寺院があり小立野寺院群と呼ばれています。
金沢城を守る為に形成された防衛の寺院群として集められました。
その為、道も迷路のようになっております。
その中に神社やお寺が点在しており、古い街並みが今もなお残っています。
前田利家の葬儀を行ったお寺や、珠姫の菩提寺があったりとゆったりと歩いていく観光スポットです。小立野台地は高台のため,馬坂や八坂,嫁坂など趣のある坂も多いです。
その中でも特に有名なお寺さんを紹介します。
天徳院
1623年三代藩主前田利常公が珠姫菩提のため創建。
境内は無料で拝観できます。(からくり人形などが見られる寺院内は有料)
仁王様は迫力があります。
宝円寺
曹洞宗の寺院で前田利家が建てた前田家の菩提寺です。
前田利家が金沢に移った際1583年に新たに建立されました。
宝円寺には藩主一族の位牌が安置されており、利家の自画像と髪を納めた御髪堂があります。
(ちなみにこのまっすぐな登り坂をずっーと行くと「湯涌温泉」へ行けます。)
ただ初めて訪問される方には普通の閑静な住宅街にしか見えないかも知れませんが、一歩路地に足を踏み入れると荘厳なお寺さんがいっぱいあります。是非一度、散策してみて下さい。